前回の記事https://nikonikoalex.com/entry/2021/04/17/091323でも述べた通り、ここ最近、肘の痛みが続いています。
それで、自分の行動の観察をして情報集めを続けております。いわゆる探偵ワークです。
それで現時点までに分かった事がいくつかあります。
①会社でパソコンを使った後や使っている最中に痛みがある。
②二胡を弾いている時には痛みはない。
③パソコンを使う仕事はもう何年もやっているが、これまでにこんな痛みが出て来た事はない。
④他の動きをしていても疲れやすいと感じる事が多い→コロナ禍で運動不足になっていて、全身の筋力が落ちているから。
⑤作業している場所は、後ろを人が通る事があるので、後ろにスペースを取る事が出来ず、場所にゆとりがない。
⑥限られたスペースで作業するため、右手を前ではなく、やや右の方に伸ばしながらやっている。
以上が、観察により集められた情報。
これらの情報より導き出された分析結果は、パソコンで作業する時に、何か不必要で有害な動きをしているかも知れないという事でした。
まず、③のこれまでに出てきた事がない痛みであるという事からは、④の筋力が落ちている事が原因であると仮説を立てる事ができます。今まで使えていた筋肉が働けなくなって、代わりに違う所で頑張ってしまって痛くなって来たかも知れません。
①のパソコン使用時や使用後に痛みが酷くなることからは、パソコンをやっている時の動きを見ていく必要がある事を教えてくれます。
⑤のスペースの問題からは、⑥の腕の使い方が導き出されました。
このように、観察した事をもとに、分析して行きます。
自分で分析した結果、腕を右の方へ持って行く時に何か痛みの原因があると思いました。それが分かってからは、出来るだけ身体に近い所でマウスを使うようにしたりと、工夫をしながら実験しておりました。
そして今日、アレクサンダーのレッスンがあったので自分の分析結果を持って、アクティビティとして先生にも一緒に考えていただきました。
全身の使い方は上手く出来ているそうで、問題は、ある程度自分で導き出した通り、右へ手をやる時の腕の動きを「自分はどうやっていると思ってやっているのか」という所でした。
動きを見ていただいたら、本当にわずかな動きなのですが、私は「手を右へ」と思った瞬間に、肘をほんの少し先に右方向へ行かせていたようでした。これは先生に観察していただかないとわからないレベルの繊細さでした。
それで、その動きをまず頭の中で整理すると、肘が動かなくても肩関節の回転のみで出来る動きだったのです。
考えを整理した後で、その動きをやってみたら、ずっと簡単に負荷を掛けずにやる事が出来ました。
もう一つの要因は、マウスを握る時にそこへ加えている圧力でした。
マウスに置く手は自分の手の重さのみを乗せる感じで良く、それ以上の圧力は要らないハズなのですが、動きを見ていただいたら、クリックしたり、何か形を描こうとする時に、無意識に必要以上の圧力を加えてしまっていたようでした。
これは、先日の自転車のハンドルへの圧力の例ともリンクしますね。
これらの事を、今日自覚できたので、今後その作業をやる時には、思い出せる機会が増えることでしょう。
始めは意識的に何度も思い出すようにしていると、だんだん当たり前にそれが出来るようになる→そうすればもう思い出す必要もなくなるのですね。
明日からまた試せる事が出来て、楽しみです。
こちらは今日、ご一緒に学ばせていただいているトレーニーの方が貸して下さった「トラックボール」。親指でマウス操作が出来るらしいです。
以前に私がレッスンで肘の痛みの事を言っていたのを覚えていてくださり、持って来てくださいました。ありがたいです🙏こちらも早速試してみたいと思います!